メダカ水槽を加温した後に起こること

メダカ

室内飼育のメダカに待ち受けるもの


冬の始まりは一日の温度変化が激しくなり、メダカの負担が大きくなります。
水槽の環境を一定に保つことは飼育する上で欠かせないことです。
電気を利用して一定の温度で温めることはメリットだけでなくデメリットがあります。
加温飼育を始めたばかりですが、メダカの加温について紹介します。

加温とは


コンセントに接続した水槽用のヒーターにより水槽内の水を温めることです。
常時加温しているわけではなく、水温が低くなるたびに起動し水温を温め直します。
コンセントに接続しているため待機電力も発生します。
温度を一定に保つためには、ろ過装置やエアーポンプとの同時使用が必要という記載があります。

注意点

メダカの移動

冬の時期に屋外から室内飼育に移動させる場合は、屋外の飼育水と共に持ち込み
室内水槽の上で湯煎するように温度合わせをした後に投入しましょう。

火事、水切れ、使い捨て

電気を通して熱を発生させています。
加熱により蒸発をつづけ飼育水の水切れを起こせば、空焚きにより発火を起こしかねません。
空気に晒されると加温出来なくなる仕組みになっているものが大半です。
コンセントを抜いた直後の10分間。または通電した状態で空気に晒されてしまうと、二度と加温できなくなるため注意しましょう。

中古品や不良品による誤作動

出来れば、中古品ではなく新品を購入し、水温計で水温を定期的にチェックしましょう。

水温の急上昇

中古品や新品の中の不良品により「過剰な加熱が起こり、
メダカが煮えたつ状態になり死滅した」ということをよく聞きます。

水温が上がらない

使用始めの時は加温していたものの、気付いたときには動かなくなっていたということがあります。
メダカは急激な温度変化によって死滅することがありますが、
加温されずに徐々に温度低下が起こっても死滅することはないと思われます。
産卵させたい場合に加温しなくなることで、産卵数が減ったり産卵をしなくなることが考えれます。
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]冬の室内で加温しなくても産卵を始めることがあります。[/chat]
寒さに弱いと言われるダルマ。その三色錦が産卵を行っていました。
当時はメダカ飼育を始めての初の冬でした。
越冬に不安だったので、室内に移動させて冬を乗り切るつもりでした。

加温はさせていなかったので、大半の卵を孵化させることが出来ませんでした。
照明も用意していなかったので、ダイソーで白熱電球を購入して光量不足を補いました。
産卵が始まる水温なら孵化も出来ると思っていました。
発眼を確認出来るものの、一向に孵化しない。
そのまま死滅する個体が現れました。
孵化したと思ったら、まともに泳げない針子ばかり。
グリーンウォーターでの飼育はしていなかったので、殆どの針子は生き残れませんでした。
卵の間にもヨークサックを消費しているので、産卵後10日までに孵化できる状態を作り出す必要があります。

電気代

常時稼働しているわけではありませんが、電気を通すことで加温させているものです。
通常、電気の使い初めには高い電力を使用すると言われています。
オンオフを繰り返しているわけなのでその分、電気代がかかります
月に数百円ほどの電気代が気になる方は、ワット数の低いものを活かした飼育や
加温に頼らない飼育も検討しましょう。

水質悪化

加温に温度が高まれば、その分だけ水質悪化がしやすくなります。
フンや餌の食べ残し等の沈殿物が増え始めたら取り除き、
定期的な水替えをする必要があります。

餌やカルキの結晶化

使い続けているとヒーターの熱が発生している部分に、汚れが現れだすようになります。
水道水を加温すればカルキの結晶。飼育水を加温すればカルキや餌の食べ残し等の有機物質。
そのまま使い続けると、バームクーヘンのようにヒーターに層が出来上がっていきます。
掃除する際には金属製のものでガリガリと削ることになるので、
汚れがついたときには早めに掃除することをおすすめします。

まとめ

  • 冬の間に室内で安定的に産卵させたいなら加温
  • 水槽を加温しなくても、室温で産卵する個体がいる
  • 電気を通して加温するので気を付けて使用しましょう

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