誤った越冬対策はメダカを滅ぼす

メダカ

防寒対策より越冬対策

メダカ飼育は3年目、今年の6月からメダカ販売を始めたばかりですが、

月5万円近くの利益が出ています。

冬が近くなっているために、メダカの成長を気にしている

落札者の方が増えているように思います。

屋外飼育において

気温が低くなるほど、発泡スチロール水槽だろうが、

発泡スチロールを浮かべようが水面は凍ります

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]でも、越冬対策をしていたので、メダカは無事でした。[/chat]

「寒さに弱いメダカもいれば、寒さに強いメダカもいる。」

「寒さに強いメダカだけを残した方が、飼育がしやすくなる」

という心持ちでいた方が気が楽になります。

越冬できないまま水面を泳ぐメダカが、氷の中に閉じ込められないように、

安心して越冬できる環境づくりが必要です。

「大雪や寒波の直前になって急遽、防寒対策をしなければならない」

という状況を回避するためにも、事前に越冬準備を進めましょう。

天候を気にせずに育てたいという場合は、

室内+ヒーターという選択肢があります。

針子の成長過程と冬

卵が孵化すると、針子→若魚→成魚

と約3ヶ月ほどかけて成長していきます。

屋外管理+グリーンウォーターという、

春~秋の環境下であれば、2カ月ほどで成魚になっています。

9月22日に卵を入手した場合

産卵されたばかりの卵であれば5~7日で孵化します。

9/29に針子になった後に、順調にいけば12/29に成魚になります。

大きさ1.5cmほどのメダカを、

冬の埼玉県屋外越冬させたことがあります。

発泡スチロール+柿の葉という環境下でしたが

8割以上越冬していました。

エサの回数と量の調整

秋~冬の間の餌やり一日に1~2回

産卵を行わなくなると産卵のために使われていた栄養が、

越冬のための栄養摂取が行われます。

栄養価が高い必要はありません。

脂質が高いものを選んで与えています。

冬~越冬前の餌やり一日に0~1回

水面にメダカが上がっていれば、一日に1回。

エサが残らない程度の少量を与えます。

水温が10度以下になって、水面に上がらなくなったら、

エサを与えません

柿の葉で越冬

寒さでメダカはストレスが溜まっています。

柿の葉を入れることによってメダカの隠れ家を作りましょう。

柿の葉の養分でバクテリアの発生を促し、

水質の安定化につながります。

冬の間はできる限り、メダカを見る機会を減らして、

メダカにストレスを与えないことが大切です。

柿の葉の下処理

  1. 紅葉した柿の葉を入手します。(全員隠れられる量~底面が敷き詰められる量)[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]メルカリで未処理の葉が出品されているのを見たことがあります。[/chat]
  2. 柿の葉の汚れ付着物を軽く取り除きます。
  3. 茎の部分に栄養分が残っている場合があるので万全を期して取り除きましょう
  4. 柿の葉をバケツ等に入れ、ポットのお湯を葉が全て漬かるまで注ぎ殺菌します。
  5. 食塩を二杯ほど入れる方と殺菌効果が高まるようです。
  6. 2,3日放置したら、水を取り除きます。
  7. 水道水で簡単に葉を洗います。
  8. 葉が全て漬かるまで、水道水を注ぎます。※
  9. 1週間ほど放置します。※
  10. 水を取り除きます。※
  11. 水の色が透明になるまで※を繰り返します。

緑色の葉の場合、栄養分が多すぎて水カビが発生します。

柿の葉で水カビが発生した場合

  • 臭いが強くなり、水が濁る。
  • 水槽や柿の葉にヌメリが発生する。

冬に水替えや掃除はしない

平均気温が15℃以下になる前に底のごみ取り除き、

水替えを終わらせましょう。

冬の寒さでメダカはストレスを抱えています。

エサを与えないのは水質が悪くなるのを防ぐためです。

混入するゴミが気になる方は、

ダイソーの園芸棚に置いてある

防鳥ネットを設置してゴミの混入を防ぎましょう。

それでも細かなゴミは混入しますので、

屋外水槽の周辺に植物等を置かないようにしましょう。

終日、日光を防いではいけませんが、

風が強い日は、すだれでゴミを防ぐのも方法です。

まとめ

  • 屋外飼育における防寒対策というのは言ってしまえば気休め
  • 天候を気にせずに育てたいという場合は室内+ヒーター
  • 安心して越冬できる環境づくりをしましょう
  • 誤った越冬対策を行えば、自ら全滅のきっかけを作ることにつながる

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