三年間飼育して初めて見たメダカのあくび

メダカ

表情のコミュニケーション

餌を食べる時とは違い長い間、口が大きく開き、

その後何事もなかったかのように泳ぐ。

飼育歴3年の中で初めて見るメダカのあくびでした。

過去の大半が屋外飼育であり、維持管理に忙殺されていました。

室内飼育によりメダカ観賞するを機会が増えたことで起きた、

メダカのあくびについて考察します。

あくびとは

あくび(yawn)(欠、欠伸、呿呻、呿)は、眠たいときなどに不随意に(反射的に)起こる、大きくを開けて深く息を吸う呼吸動作である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/あくび

人間だけでなく動物や魚でも見られる光景です。

考えられ得る理由

生理現象

pHの変化

pHショックにより欠伸をすることがある様です。

pHショックで成魚を何度か死滅させてしまったことがありますが、

あくびのような行動は取っていませんでした。

酸素の低下補給

魚は口から水を飲み込むことで、エラで酸素を取り込みます。

現在、エアーレーションはしておらず、

加温しているため酸素濃度が減少しやすい環境です。

低温からの体温調節

あくびをすると体温上昇が起きるという説があるそうです。

当日は晴れから雨に変わることで急激な温度変化が起きていました。

室内にも影響を受けていたので関係があるかもしれません。

違和感・エラの掃除

自分で口の中を綺麗にすることが出来ないので、

自然界の大きな魚は他の生物に汚れをとってもらえるが、

小さな魚は水の勢いを利用してエラから汚れを吐き出している。

あくびというより咳みたいなものでしょうか?

口の運動体操

手を使えないので口は魚にとって生命線です。

何か問題があって、食べ物にありつけなければ命にも関わります。

いつでも使えるように摂食に関わりなく、本能的に動かしているのかもしれません。

感情

眠気

敵は居ないものの、余分なものを一切省いているため、

見栄えのしない小さな水槽なので飽きても仕方ないと思います。

威嚇・緊張

最近、別の水槽から移動させてきたばかりのため警戒をしている可能性があります。

あくびを見てからの心境の変化

あくびは感染ると言われていますが、

見た側の眠いという欲求。あくびをした時の記憶などの深層心理を呼び覚ます。

身近な表情は親近感を生み出すことで、感覚の同一化が起こります。

メダカ同士で喧嘩をすることはあっても、感情を表すことはほとんどありません。

芸を覚えて人を真似るということもないので、

普段はメダカを魚以上の存在と認識したことはありませんでした。

あくびという行為は、まるで知性や意思を持つかのように錯覚させる。

メダカに対する後悔

どう思っているのか?待遇面に問題はないか?

メダカに対する恐れというよりも、自身の中に芽生えた悔罪や悪感。

個体を意識するというよりも、「メダカには意思があるのか?」

という疑問が先に生まれたため、どのメダカがあくびをしたか覚えていませんが、

他のメダカにはあくびが感染しなかったと思います。

メダカをよく知るには

あくびを機会によりメダカについて知りたいと思いました。

品種によってあくびがしやすいメダカがいるのか気になるところです。

メダカ百華

月刊アクアライフ

まとめ

  • あくびであろうとなかろうと人と同じ命
  • メダカのあくびはSOS信号の場合があるので、頻繁に起きていない確認しよう
  • メダカのあくびはかなり珍しいので、動画として記録を残しておきたい

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