メダカが産卵しない時の理由と対策
冬が来る前に屋外から室内飼育に変更することにより、
メダカが産卵を行わなくなることがあります。
様々な原因がありますが、環境の悪化の場合はメダカを危機に晒します。
自身も室内飼育奮闘中でありますが、飼育経験を元に、
メダカが産卵しない時の理由と対策を紹介します。
産卵しない理由一覧
環境要因
水質悪化
メダカを安定的に産卵させるには、一匹辺り2L必要と言われています。
水槽の高さよりも幅が必要と言われています。
満杯まで加水すると、メダカが飛び出してしまう危険があります。
大体、水槽の高さ3cmの水のない空間を作っていますので、
必然的に水槽の容量よりも水量が減少しています。
水量が少ない程、水質が悪化しやすくなります。
光量不足
メダカは一日辺り13時間、光に当たり続けることが必要です。
室内飼育によって光量が弱いため、体内時計がおかしくなり産卵を行わないことがあるようです。
未確認
メダカは卵を食べることがあります。口に付着糸が絡みついて卵を食べそこなっている姿を何度も確認しています。
産卵床ではなく、敷材や水槽の藻に付着していることがあります。
敷材が荒くなるほど、その隙間に入り込んでいることが多々ありました。
個体要因
未成熟
メダカシーズン中の屋外飼育しているメダカであれば、
2ヶ月目を過ぎてから産卵が始まっています。
体型異常
背曲がりが起こると腹部を圧迫し、産卵数の減少や無精卵を招きます。
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]腹びれのないメダカは臆病なことがあります。[/chat]
特徴的問題
背ヒレなしメダカ
背びれは受精の際に利用するため、背びれ無しでは産卵に不慣れと言われています。
衰弱
衰弱しているメダカは生存を優先するため、体力を消耗する産卵を行えなくなります。
ストレス
急激な飼育環境の変化に慣れていないメダカは臆病になりやすいです。
人間に怯えたり、底でじっとしていることが多いです。
屋外から室内にメダカを移動した直後に起こりやすいです。
卵づまり
ダルマメダカ
低温のため上手く産卵が行えず、卵が腹部に貯まることがあります。
糞づまり
長期間糞が出ていないと、腹が圧迫され産卵が行えません。
ペアの組み合わせが悪い
「相性の問題で産卵を行わないことがある」と言われています。
体験:水質悪化による未産卵および瀕死
4Lの容器に敷材を敷かない状態でメダカ3匹を飼育。
2週間に一回、水替えを行うようにしていました。
産卵していたメダカが行わなくなり、底でじっとする時間が長くなりました。
メダカが暴れた後に瀕死の状態になってようやくアンモニアの充満に気付きました。
水合わせもせずにカルキ抜きした水に投入することで回復しました。
その後は敷材を投入し、水換えは週一回行うようになりました。
4Lの水槽でも産卵を行われています。
それでも産卵しない時
8月生まれのサファイアメダカ
現在、安定的な産卵を行っていません。
水槽の容量を4L、6L、13Lと変更しています。
まとめ
- 産卵しない要因には環境要因と個体要因があります
- 環境要因の場合、生死に関わることが大半。メダカからのサインを見逃さないように
- 選別作業を上手く行えていないことが無精卵や産卵しない要因になります
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