嫌われたい訳でもないのに逃げ出すメダカ
飼育を続けてもメダカに逃げ回わられると、
「いつまでも好かれない」という疎外感と、
追いかけまわしている罪悪感が生まれます。
それどころかメダカの負担になるため、
双方にとって良いことではありません。
飼育経験を元にメダカが懐かれていない飼育方法を紹介します。
反面教師として参考になっていただければ幸いです。
事例
メダカを覗き込めば、隙間や陰に隠れる
水替えや沈殿物を取り除く時だけでなく、水槽に近づくだけでメダカが騒ぎだす。
メダカ販売のためではなく、観賞のために飼育しているのでメダカを見ます。
屋外水槽に移動した直後のメダカは、猛禽類に出くわしたかのようにさっと隠れます。
今では軽く驚いたような動作をする程度になりました。
餌を与えようとすると一回は逃げ出す
近づいてきたり、触れても逃げないということがあってもいいのではないか?
原因
環境の変化にストレスを感じている
グリーンウォーター化している水槽から、カルキ抜きをした水道水の水槽のため
相当な違いがあったと思います。
卵を一つも取りこぼさないための取り組み
産卵床だけでなく底に沈殿していることがよくあります。
卵を食べてしまうため、メダカと卵の奪い合いをしています。
水槽の掃除
掃除機で休日の配偶者を追いやるような感覚で、沈殿物を取り除いています。
メダカにとっては良い気分ではないでしょう。
卵を採取していますので、
効率重視の作業になってしまうため、「近づいてほしくない」
という意識がメダカに伝わっているのでしょう。
懐かないことでのデメリット
水槽内で逃げ回ること
隙間などに強引に逃げ込むことで傷を負いやすくなり、鱗が剥がれ落ちかねません。
一度鱗が剥がれ落ちた部分は元に戻ることはありません。
網で掬いあげても飛び跳ねるため、地面に落としやすくなり、
雑草の中に紛れ込めば見つけ出すのも苦労します。
地面では生きられませんので、見つからなければ干からびてしまいます。
隔離容器を飛び出す
撮影用の浅い容器から飛び出して、乾燥しないための滑りを全身にまとっており
それが、体に埃などの汚れを付着させてしまう
汚れと一緒にヌメリや鱗を落としてしまいかねないので、
汚れが落ちるまで待つことになります。
撮影用容器で暴れる
低価格カメラを使い、マクロレンズで撮影する時にはピントを合わせるのに苦労します
構図を決めるつつピントを合わせると
それなのに暴れられるとピントが一切取れなくなります
最近では気温の低下があるため、撮影用容器では加温できないためあっという間に水温が低下してしまいます。
時間がかかる分だけ、メダカに負担がかかるので双方にとって良いことではありません。
対策
いきなりメダカの前に現れない
メダカは3cm程しかない魚なので、人とはかなりの体格差があります。
そのようなものがいきなり飛び出せば驚かないはずはありません。
極端にゆっくりのぞき込むことはありませんが、
勢いよくのぞき込むことが無いように気を付けましょう
メダカを追い回さない
口に卵が付着していることがあります。
食べられてしまうことはありますが、
自然に離れることがありますので放置しています。
餌を何度かに分けて空腹の期間を減らそうとしています。
人に慣れていない前提で落下防止対策をとる
飼育水ごと移動させることで、危険という意識を与えないようにする
目を離さないことで飛び出してもすぐに見つけられるようにする
まとめ
- 人に懐かないことでメダカは不慮の事故が起こりやすくなる
- 取れてしまったしまった鱗は二度と元には戻らない
- 懐いてもらう努力だけでなく、人に慣れていない前提でメダカを飼育しましょう
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