室内飼育を躊躇う理由
屋外も室内も水換えの手順は同じであっても、
室内では「壁や床を汚せない」という負担がのしかかります。
飼い始めの際に早々に室内飼育をやめてしまった理由でした。
10種類以上飼育しているため濾過装置は使用していません。
メダカ飼育3年目であっても水槽設備を簡略化しても、
手間がかかるメダカの水換えについて紹介します。
針子の水換え
お椀で水面を掬ったり、事前に針子を移し替えておいたりすることで、
一緒に吸い出されてしまわない様にしましょう。
微塵化した沈殿物を回収
毎日、底に漂う卵を回収するためにスポイト+アク取り網を使用しています。
沈殿物の廃棄も兼ねていますが、細かな網目を通り抜ける沈殿物が存在します。
微塵化した沈殿物がなければ、水換え時に底から吸い出すように汲水する必要がなくなり、
卵を気にする必要がなくなるのですが、物事はそううまくいかないものです。
水槽の底や側面
飼育を続けているとコケが発生することがあります。
見栄えが悪いからといって綺麗にしすぎてしまうと急激な水質変化を招いたり、
メダカが環境に慣れるまでに時間がかかり産卵を行わなくなることがありますので、
定期的に掃除することをお勧めします。
汚れが目立ってから、一気に掃除しないように注意しましょう。
アオミドロが発生した場合にはメダカの産卵床として利用されることがあるので、卵を採取する際や掃除の際には確認しましょう。
水換えポンプの管理
ダイソーの水換えポンプを使用していますが、
汲水口が広いため水槽の隅の方の沈殿物が吸い込みづらかったり、
沈殿物を攪拌させてしまうことがよくあります。
取りきれなかった沈殿物はスポイトで回収しています。
必要以上の飼育水を取り除いてしまう
沈殿物を吸い取り綺麗にしようとすることでよく起こります。
急激な水質変化を招きショック死をしてしまったり、
必要なバクテリアが減少してアンモニア中毒になりかねません。
事前に卵を回収しておかないと沈殿物と一緒に吸い込んでしまう。
網戸の切れ端をポンプの汲水口に巻きつけたり、
事前にスポイトなどで卵を回収した後に沈殿物を吸い出しています。
溢れる水滴
別の水槽の水換えを行おうとポンプを移動させる時に床に水滴が落ちます。
掃除前にレジャーシートで覆うことで床が濡れることを防ぐか
水滴をすぐに拭き取れる布やポンプを保管する容器が必要になります。
どの様にして汚れが溜まるか分からないので、汚れに関わらず定期的に床を掃除することをお勧めします。
室内だと乾かない
週1回ほどの使用ですが、室内に放置するだけでは中まで乾きにくい印象です。
ポンプのホースは汚れが内側に残りやすいため、綺麗にするためには使用後に簡単に水で
すすぐ必要があります。
汚水の処理
水換え時には毎週バケツ2杯ほどの汚水が発生します。
蛇口をひねるだけでなく排水溝に水を流すだけでも水道代の費用がかかってしまいます。
我が家ではメダカ飼育において、資源の循環を意識しており、メダカに使用した飼育水は
植物に水やりをすることで再利用しています。
水の入れ替え
新鮮な水は一度トロ舟に設置している水槽用ヒーターで温めた後、
各メダカ水槽に加水しているので冬であっても温度差が発生しづらい様に手順を踏んでいます。
水道水であっても、室内の飼育水との温度差が生じやすいのでできる限り温度を近づける必要があります。
今後の予定
トロ舟内に牡蠣殻を投入することでより、pHの差が起きない様にすることを考えています。
まとめ
- 室内でメダカを飼うには適切な掃除が必要
- 室内だけでは解決できないことがある
- 冬の時期の水換えは温度差に気をつけましょう
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