メダカの寿命を伸ばすために必要なこと

メダカ

寿命か世代交代か

メダカは3年生きると言われています。

個体の問題や飼育環境により寿命が短くなるのが大半です。

3年間飼育することよりも累代飼育により

同じ品種を飼い続けることが殆どだと思います。

よほど満足のいく個体を見つけるか、珍しい個体を飼育する際に

より長生きさせるための注意点を経験を元に紹介します。

メダカの一生

オリジナル品種を生み出すことを目標にされている方は

品種改良のために選別作業が行われていると思います。

水槽をたくさん設置できる環境があれば、

増やし続けることが出来ますが、

室内飼育ではそれは難しいように思います。

環境適応能力

りんごを梱包していた発泡スチロール水槽に雨水が混入しても、

死滅するということはありませんでした。

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]水槽の水量が多いほど、雨水の影響は受けにくくなるようです[/chat]

水槽に水道水を入れていたことがありますが、

メダカに変化はありませんでした。

水道水に含まれるカルキによって、エラが炎症を起こすと言われています。長生きさせるためにもカルキ抜きをする必要があります。

食塩を含んだ水でメダカの治療が行われ、海水であっても生きることが出来るそうです。

急死する理由

越冬前の過度な清掃を行うことによりアンモニアが分解できない環境になり、

メダカがアンモニア中毒になる。

春に伴う温度の上昇により、飼育環境が悪化することで,

病気にかかりやすくなり、免疫力が低下している個体が死滅することがあります。

半ダルマやダルマメダカ

寒さに弱く、「越冬に向いていない」と言われていますので

室内飼育をした方が長く生きることが出来るでしょう。

背中の変形やペアの相性の悪さ低温により、

過抱卵や消化不良によるフン詰まりが起こりやすいです。

悪化することで転覆や衰弱を招き、死滅することがあります。

消化不良を避けるために加温

産卵が始まる前に隔離、相性の良いペアが見つからない時のために

もう一匹用意する必要があります。

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]ダルマと通常体型の組み合わせの場合上手く行かないことがあります[/chat]

加温をしていなくても室温により、産卵が始まってしまうことがありました。

天寿を全うするメダカ

寿命が近くなると体色が薄まり、水に身を委ねるように漂います

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]経験上2年目の後半に、このような状況のメダカが現れるようになります。[/chat]

長生きの秘訣

  • 屋外で越冬させる
  • 飼育水の総量を増やす
  • 飛び跳ねても飛び出さないための蓋の設置や空間を作る
  • 環境を急激に変化させる掃除や添加を控える
  • メダカのエサの選択

針子

  • 親メダカと隔離させ、水流で体力を奪わせないことで生存率を上げる
  • グリーンウォーターやゾウリムシを与えることで長生きさせる
  • 水量が少ないほど水質悪化を招き、死滅することが多い

若魚や成魚

産卵シーズン終了後低カロリーの餌を与える

冬眠前はエサを与える量を減らしていき、水面に現れなくなれば与えない

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]水質悪化を防ぐためのPSB液を添加することがあります。[/chat]

室内飼育で長生きさせる方法

毎年新たな品種が発表されています。

屋外飼育であれば選択肢が広がりますが、

室内で水槽を置ける環境が少ないほど

数匹しか飼えないため、一匹一匹をより大切にしたくなるものです。

3年永らえさせるか、次の世代に引き継がせ、選別の回転率を上げるか

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]メダカ飼育歴初期は2年目も親個体として選び続けたことがあります。[/chat]

避けられない問題

一匹を大切にしても寿命があり、選別作業を怠れば特徴が引き継がれません。

3年後には、全く別のメダカになってしまうこともあり得ます。

3年後に向けた対策

毎日15~20個ほど産卵を行います。

産卵シーズンの始まりや個体の初産卵時は無精卵率が高くなると言われています。

3ヶ月ほどで成魚になります。

品種改良されたメダカほど体型の変形が起こりやすくなり、

特徴が引き継がれにくくなります。

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]選別は丁寧に行うことで、背骨がS字になるようなメダカが現れにくくなります。[/chat]

選別作業を行うには、より多くのメダカの中から選んだ方が安心出来ます。

メダカの卵を15個手に入れても綺麗に特徴が現れていないため、

成魚になる前に全滅したり、全く納得できない個体しかいなかったこともあります。

選別漏れ個体の管理方法

  1. 空いたスペースを活用して晩年を過ごさせる
  2. メダカの出品を行う
  3. プレゼント企画を行う
  4. メダカを肉食生物の餌として与える

[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]自身としては①または②を行っています[/chat]

まとめ

  • メダカの環境適応能力には限界がある
  • 越冬対策を誤れば冬を迎える前に死滅してしまうことがある
  • 冬から春の時期はメダカの病気に気を付ける

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