「知っている」と」「知らない」とでは全く違う針子の生存率
数多くの出品者の中でKASUMIめだかの閲覧および入札ありがとうございます。
落札して頂いた方には卵を大切に育てて頂ければ幸いです。
出品画面だけでは、分からないことや疑問点が多々あるかと思います。
飼育経験を元に、メダカの卵を成魚まで育てる方法を紹介します。
卵管理
保管容器
孵化まであと数日かかると思われるので、メチレンブルーや水道水で保管する必要があります。
少ない水では卵がカビやすくなる印象です。
カップ焼きそば程度の容量で深さは3cmあれば、有精卵がカビることは殆どありません。
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]卵100個を越えた辺りから、水質管理が難しくなります[/chat]
環境づくり
卵の間もヨークサックを消費しているので、
低温光量不足により卵の期間が長いと大半が無くなってしまいます。
加温や適度の光量があるとすると安心です。
孵化後
隔離容器
孵化したことを確認したらすぐに針子用の容器に移動させます。
温度変化によって死滅することがありますので、湯煎するような感覚で
簡単な水合わせをする必要があります。
針子の初期段階では水面を漂うので、横幅のある水槽が良いです。
多くなると水面が混雑してしまいます。
環境づくり
冬の場合、室内で飼育しましょう。感覚的には18℃以上の水温が必要に思われます。
グリーンウォーターで育てることで針子の生存率を上げられます。
栄養価の高い水で飼育することで数日後には潜れるようになっています。
グリーンウォーターだけでは生きられないので、針子用の餌が必要になります。
油膜の除去
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]油膜の除去よりも水質を維持することを優先しています。[/chat]
多少油膜があっても、一部の餌が油を吸着することがあります。
油膜が多すぎると針子用の餌が油に浮かび捕食されないことがあります。
キッチンペーパーやチリ紙を浮かべて吸着させる方法がありますが、
針子も一緒に吸着する可能性が高く作業に手間がかかります
水替えと一緒に小さな容器で油膜ごと掬った方が確実です。
エアーレーション
油膜の除去を行えますが、針子は泳ぎになれてい合いため
極力使用しない方がよいです。
針子同士の競争
針子が成長していくと泳ぎに慣れるようになり
針子同士が喧嘩を始めるようになります。
感覚的な話ですが、数ℓ単位の水槽に15匹しか生き残れないように思います。
小さい容器であれば、より少なくなると思います。
針子と若魚
針子同士を飼育していくと個体差が現れるようになります。
水槽が少ないと成魚と混泳させたくなりますが
口に入らなくても餌の取り合いに負けてしまうので、
出来る限り若魚用の水槽に隔離しましょう。
まとめ
- 卵の間もヨークサックを消費するので、光量と水温で孵化を促す
- 針子を飼育するならグリーンウォーターと水質の維持
- 一つの水槽に針子が増えすぎると、生存率が急激に下がるように思われる
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