卵の時からメダカは背曲がりが起きている

メダカ

背曲がり個体の卵を入手する際に理解しておきたいこと

背中が「S字」のメダカは僅かですが、「へ字」の出品を見かけます。

「良いメダカ」「悪いメダカ」という決めつけは一概に出来ません。

しかし、「思っていたこと」と違う結果になるのは、

メダカや飼い主の双方にとって良いことではありません

飼育経験を元に背曲がりメダカについて紹介します。

背曲がりの原因

先天的な背曲がり

ヒカリ体系は背びれが、ハの字のように伸びていく体型で。

背曲がりが起こりやすい品種と言われています。

選別を丁寧に行うことでヒカリ体系であっても背曲がりを起こしにくくなります。

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背中のラメが綺麗に現れている」と思った個体が

背曲であったため、選別漏れとして判断しました。

近縁での交配によって背曲が起こりやすいと言われているので、

まさにそれが現れたのでしょう。

選別しても背曲が治らない場合は、別の方が飼育している同品種のメダカをペアにするのも良いと思います。

後天的な背曲がり

針子の段階網で掬いあげてしまったり、

水替え時にドバっと水を流し込むことで叩きつけられたり、

エアーポンプの空気がぶつかることで背曲がりが起こることが考えられえます。

針子の段階では5mm程度な上に背中が透き通るほどの薄さなので、

些細なことで影響を受けてしまいます。

移動させざるを得ない場合は飼育水ごと移動させ、

空気や水が流れているか目視では分からない程度に抑えるか、

針子が触れることが無いようにする必要があります。

背曲がりメダカの問題点

先天的な背曲がりの場合は子供にも引き継がれます。

針子の段階で背曲が起きていることが大半なので、生存率が下がる印象です。

先天的または後天的ともに、成魚になっても腹部を圧迫するため、

一般的な産卵数よりも減少または無精卵の確率が高くなっていました。

「改良メダカを作ろう」と考えたり、「個性が強く現れるようにしよう」としても、

まず背曲の問題を先に対処しなければならなくなります

背曲がりによって、背中がちゃんと伸びていないので体色やラメが、

ちゃんと乗っているか確認出来ません。

背曲がりの親でメダカを増やしたい場合

突然変異が起こりやすいのがメダカなので、

珍しい品種ほど代えが利かないことがあります。

背曲がりであっても増やしたい場合は以下のことに注意しましょう。

  • 毎日かかさずに卵を採取して、保有している卵の母数を増やす
  • 背曲がりが現れていない若魚が現れるまで卵の採取を続ける
  • 成魚になったメダカの中から、背下がり個体も選別漏れとして扱い妥協しない

まとめ

  • 思い違いが起こらないように飼育前に背曲がりメダカについて知っておきましょう
  • 背曲がりは選別を丁寧に行うことで出現率は減少する
  • メダカを飼育するなら最期まで面倒見ることに努める

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