付きまとう葛藤と挑戦
「鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。声あるものは幸なり。」
メダカから不満を言われる事はありません。
なので、気付いたら水面に浮かんでいたということがあります。
そうならないためにも日々学び、気になる事が増えていきます。
飼育経験を元にメダカ飼育において気になっていることを紹介します。
油膜
バクテリアの死骸が水面を覆っています。
モヤがかかったようになるため見栄えが悪くなります。
油膜+酸素濃度
メダカの動きが悪い水槽ほど油膜が厚くなり、
メダカが活発な水槽ほど油膜が殆どありません。
油膜によって飼育環境の良し悪しを判断しています。
油膜によって水中の酸素が減少しているのか気になっています。
油膜+「針子の影響」
餌を摂取できないことよりも水質悪化により針子の生存率が低下しやすくなると考えています。
しかし、それだけでなく油膜が張ることによって酸素濃度が減少することで針子の生存率が低下してしまうのではないか?と気になっています。
油膜+「一日辺りの産卵数」
サファイアメダカの動きが悪いため、油膜が厚くなりやすいです。
他の品種と比べても一日辺りの産卵数が半分にしかならない日もあります。
油膜によって産卵数が低いのか?飼育環境が悪いから動きが悪く、油膜が厚くなるのか?
最も気になっていることになります。
水換えの頻度と量
アンモニア中毒によるメダカの瀕死が起こってからは、
週に1回ほど水換えを行っています。
一週目は水量の1/3。二週目は水量の1/2。
二週目の翌日になると、メダカの動きが鈍くなったり産卵数が減少している事があります。
最近では水換えを行った直後に産卵を行っている個体がいました。
敷き材がアルカリ性に偏りやすくなるため、加水のために利用する水道水では
p Hに差があるのかもしれません。
バクテリアの棲家
敷き材の中だけでなく水槽の側面にもバクテリアの棲家が出来ます。
アンモニア中毒が起きてからは水換えの頻度を増やすだけでなく、敷き材も利用しています。
水量が少ない水槽において、敷き材をどこまで減らしても問題ないのか気になっています。
灰色の水槽との相性
黒色の容器でメダカの特徴がハッキリ分かる品種がいます。
室内飼育では主に紺色と灰色の水槽を利用しています。
黒色以外ではメダカの特徴がボヤけてしまうようです。
瀕死の状態になったり、寿命が近くと体色が薄くなっていきます。
黒色以外の水槽を利用し続けても問題ないか気にしています。
点灯時間
早朝4時にメダカ用の照明を点けています。
メダカの体内時計に影響しないか?気にしています。
アナカリスの成長の鈍化
安定していないもののメダカの産卵は行われています。
しかし、アナカリスの成長は殆どありません。
グリーンウォーター化しやすい環境なので、光量不足とは思えません。
水槽の深さがあるので、光が底に届いていないのかもしれません。
また一本辺りの長さが5cm未満のものが大半なので、成長するだけの体力が残っていないのかも知れません。
加温
エアーレーションを利用しない上での水槽用ヒーターの使用
ヒーター側の水槽と端の水槽とでは3℃近く違います。
それでも20℃を越えているので産卵を行っています。
寒い日に両者の水を比較するとその差に驚くほどなので、
水槽用ヒーターに直接触れている水の水量を、出来る限り減らすことを考えています。
卵の散乱
メダカの卵が産卵床に付着せずに底に漂っていることが日常茶飯事です。
生後半年のメダカばかりなので、慣れていない事が考えられます。
産卵床にメダカが挟まり鱗が剥がれてしまった経験から、
産卵床の中心を出来る限り細くしています。
底に漂う卵を回収するための専用の道具はなく、産卵床を底に這うように動かすことで採取しています。
強く押し付けると、卵が割れてしまいかねませんので注意しながら行っています。
専用の道具を作ることを考えていますが、先が細く細かいと一つ一つ見つけだすのが大変になります。太いと狭い所や操作性に問題が出てきます。
なので適切な材料が気になっています。
冬の卵容器の水換え頻度
今年の夏は屋根付きの屋外で卵を管理していました。
メチレンブルー水溶液を添加した容器で週2回。
水曜日と日曜日に水換えをしていました。
夏になると無精卵にカビが生えてしまいますが、
今の時期は室内であってもカビが発生する事はほぼありません。
ただ無精卵が発生しないわけではありません。
先天性の問題であれば、取り除くしかないですが、
水温や雑菌による後天性であれば対処をする必要があります。
ハッキリとは分からないことなので気になっています。
まとめ
- 気になってもどうしようもない事があるので、自分のできることをしましょう
- 新たな試みを主要なメダカで試すのではなく、パイロットフィッシュに協力してもらおう
- すぐに答えを出すのではなく、「後になってから分かる事がある」と割り切ろう
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