屋外飼育を始める前に知っておきたいこと
スーパーなどで発泡スチロール容器を貰うことによって、
大きな水槽を入手することが出来ます。
屋外飼育を行うことでグリーンウォーター化や体色の色揚げなど、
自然に近い形での飼育が行えます。
注意しないとメダカが住めない環境になってしまいます。
屋外飼育の経験を元に、屋外水槽の設置場所について紹介します。
果実や花が咲く樹木の下
柑橘系や小さな花は金網をすり抜け沈殿物となります。
有機物質が多くなると水が腐りやすくなり、
メダカの水カビの原因になります。
強風により一気に落ち急激な水質変化を起こします。
設置を避けられない場合は、すだれなどで被せることで混入を防ぎましょう。
葉や枝にかかった雪が落雪することがあります。
西日が当たる場所
夏の午後2時ごろが一番気温が高くなる時間帯です。
西日のためだけに時間を費やせない方がいると思います。
その場合は、水槽の半分。西日が当たる方向だけに、すだれをかけることで日陰を作ります。
そうすることで西日以外の光が差し込み、西日が当たりづらくなります。
気休め程度ですが、急激な水温上昇を避けることが出来ます。
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]水量が少ない水槽ほど水温の変化が激しくなります。[/chat]
夏と冬で日光の当たる時間が異なる
春から夏の間にメダカを飼い始めると、その季節だけの日当たりを参考にしてしまうことがあります。
冬になると「ほんの数時間しか当たらないような場所」があるので気を付けましょう。
夏の太陽は一番高い所で照らすことが出来ますが、
冬の太陽は一番低い時期なので、それだけ日差しが弱くなります。
冬の光量不足は水温の低下を招くだけではありません。
冬の間でも、水草は光を必要とします。
光量不足になると、アナカリスの葉がボロボロと落ち、ホテイアオイは枯れます。
アナカリスの葉がそこら中に散らばるため、春前の掃除でかなりの手間がかかります。
来年の春から屋外飼育を考えている方は、
冬の間に、日が良く届く場所を確認しておきましょう。
コンクリートや地面の上に直接水槽を置く
地面に近いほど冬は寒く、夏は暑くなりやすいと言われています。
コンクリートブロックや木材やパイプでベンチのように、
組み上げたものの上に水槽を並べるのが一般的です。
土の近くに水槽があると雨によって、泥が跳ね水槽にこびりつきます。
水槽を地面から少し離しても、泥と戦うことになりかねないので、
園芸用の不織布シートなどで、土が露出しないようにすることで、
泥跳ねがしにくくなります。
NVBOXは水洗いで落ちますが、凹凸があるので洗いにくくなります。
発泡スチロールは隙間に入り込むので、完全には汚れが落ちなくなります。
雨水が流れ込みやすい場所
雨水や砂や泥などのゴミが一緒に入ることで、水質を急激に変化させてしまいます。
- 雨どいがある場所や破損している箇所
- 屋根が斜めになっている場所
まとめ
- 夏を基準に日当たりを考慮せずに、冬の日当たり具合を確認しよう
- 植物の花や枝等の有機物質が水槽に貯まると病気になりやすくなる
- 構造物による雨水や雪が入り込むと、急激な水質変化を起こしてしまう
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