盗まれたメダカは帰ってこない
メダカが亡くなると水に浮き、飛び出せば外に。
見つけた時には辛いものがありますが、
それを経験をすることにより区切りが付き、感情が整理されます。
しかし、いつものようにメダカがいるはずなのにいない。
浮かんでもいないし、外に飛び出した形跡もないということが何度も続きました。
メダカの盗難を疑った出来事について紹介します。
事件現場
事例1
都民から見れば田舎として認識されるような町並みの人口20万人以下の地域です。
メダカを本格的に飼うようになり、8種類のメダカを屋外で飼育していました。
お盆の時期になるとNVボックス13から、
メダカが少しずつ居なくなっていきました。
周囲の地面を探しても、干からびたメダカは見つかりませんでした。
「おかしな」と思いつつ、日よけのすだれをかぶせる程度で、
まともな対処はしていませんでした。
「メダカは跳ねます」
- メダカの品種によっては良く動くメダカがいます。
- メダカ同士で縄張り争いした勢いで飛び出す。
- 何かに驚いて外に飛び出す。
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]小町はよく飛び跳ねていました。[/chat]
事例2
すだれが動かされた上に、メダカがいなくなりました。
メダカだけではなく、家庭菜園のブドウが食い荒らされました。
人間が食べたような綺麗な形で、皮だけ残っており、
そこら中に散乱していました。
しかし、種が一切見当たらないので、不思議に思っていました。
事例3
最初の被害から翌年。お盆の時期に、
発泡スチロール+ワイヤーネットの水槽の被害。
- ワイヤーネットが動かされる
- ポリポッド内の赤玉土がまき散らされる
- 1種類のメダカの大半が居なくなる
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]ワイヤーネットには、動物の毛が付着していました。[/chat]
3人の容疑者
- お盆に帰省してくる者による犯行
- じっとこちらを窺う太った猫
- 噂でしか聞いたことがないハクビシン
「メダカの盗難が起きている」というのは聞いていましたので、
人間不信になっていました。
[chat face=”6807C305-7802-43EA-A69B-C50DA0ADF3A0.jpg” name=”カメ太” align=”left”border=”gray” bg=”none” style=””]心霊写真よりも、それを面白おかしく伝える人間の方が怖いと考えるカメ太です」[/chat]
検討したこと
被害が本格化したことで、「メダカを奪いづらくさせる」に重点を置きました。
奪うための時間や手間をかけさせ、騒がしくさせることで、
盗難を躊躇させようと考えました。
防犯カメラを取り付け
安くても6000円近くかかるようです。
不採用
- もし近隣住民の場合、通報するかしないか?
- 通報後、逆恨みされて更にコストがかかるのではないか?
と考え、購入する踏ん切りがつきませんでした。
木酢液の散布
定期的な寄りつきやフン被害が起きていたため、
猫による犯行も疑い、猫が寄り付かない方法を探しました。
猫は嗅覚に優れているため木酢液を購入することを検討しました。
当時は手ごろな木酢液が見当たらないため、
ガラムマサラで代用。
不採用
何箇所にもガラムマサラを散布することで、
猫が近寄らなくなりました。
猫が近寄らなくなっても、メダカの盗難が無くなりませんでした。
在庫がなくなると同時に散布は終了しました。
ワイヤーネット+防鳥ネット
ワイヤーネット同士を針金で繋ぐ。
重量を重くして動作を大きくすることで騒がしくさせる。
さらに防鳥ネットをかけることで、
隙間からメダカを盗めるられないようにする。
採用
水槽一つずつにワイヤーネット設置のため、コストがかかりました。
防鳥ネットは2~3mサイズであり、1枚で十分だったため、
カスタマイズする手間はほとんどかかりませんでした。
鈴の取りつけ
100円ショップで鈴を購入して、ワイヤーネットに取り付ける。
深夜に聞き耳を立てて音が鳴るのを確認して、
現行犯逮捕しやすい状況を作る。
不採用
- 適切な鈴が見つからなかったこと。
- 24時間、音を確認できるわけではない。
防犯砂利の敷き詰め
歩くときに、石同士がすり合わさり、音が鳴る仕組みです。
初期費用がかかるので、砂利を敷き詰めて防犯砂利の代用。
不採用
最初は、石同士がすり合うことで、音が鳴っていました。
徐々に砂利が埋まってしまい、音が鳴らなくなりました。
- 土の上に砂利を撒いた
- 敷き詰めていなかった
- メンテナンスが必要
DIY~メダカハウス~
ポリカ波板と木材と防鳥ネットを利用して、
簡易のメダカハウスを作る。
採用
3段の階層に分かれたものを制作しました。
階段形式ではなく、ビル形式のため、
下層ほど日光が当たりにくいようになってしまいました。
犯人を特定する前に制作を始めたため、
- 前開き式で開閉が行える
- ダイアル錠で施錠できる
ようにしました。
ターニングポイント
メダカを管理している時に・・・。
コンクリート塀の上を渡り歩くハクビシンを目にしました。
猫が渡り歩くのは日常茶飯事でしたが、模様や体格が違いました。
住宅地を離れた区域で狸を何度も見たことがあります。
あれは狸やアライグマでもなくハクビシンでした。
「ハクビシン ぶどう」で検索したところ、
同じような痕跡を残す事例があることを確認しました。
ハクビシンによる被害だと断定し、
防犯カメラの設置は完全になくなりました。
また対策が功を奏しメダカの消失は一切なくなりました。
まとめ
- 安易に犯人を断定しないこと。
- 思い浮かぶ対応は即座に行動に移すことで被害を減少させる。
- ハクビシンに行けないところはない。
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